No.001
理想のマイボートを!
ぜひ知っておきたいボートタイプとは?

クルマのように用途や大きさ、ニーズによって選択するボートの種類も変わってくるはず。
それぞれの釣りの楽しみ方に合わせて簡単にボートタイプをご説明します!
ボートに少しでも興味を持ち始めたあなたなら、必見です!

 
皆さん。
ボートには様々なタイプがあることをご存知ですか?

「この形状、デザインが好き!」

「釣りをするなら、バウデッキが広いタイプがいいな!」

「クルージングを楽しむためにはキャビンを大きくしたい!」

車のようにそれぞれの用途や目的によって、当然選択するボートも変わってくるはずです。
今回はボートのタイプを簡単にご説明したいと思います!
 

ボート選びのポイントその1:推進形式によって異なる燃料と船速

 
 
プレジャーボートは船の大きさや用途によって、
推進形式が、船内機、船外機、船内外機の3 種類に分類されます。

〔推進形式〕
 
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船内機


船内機は、「インボードエンジン・シャフトドライブ」とも呼ばれ、
船体の中にエンジン本体が据付けてあり、
プロペラとエンジンをつなぐシャフトが船体を貫いています。
推進装置が比較的簡単な構造になっているので、故障が少ないことがメリットです。

また、船体の中心にエンジンを据付するので、バランスが良く、
波やシケに強いというメリットもあります。


さらに、エンジンのフロント(プロペラ動力の反対側)から動力を取り出すことも可能で、
家電製品を使う為の電力や艤装品に用いる油圧を取り出すことができ、
海の上でも快適に過ごすことが出来ます!2-1-1_03.jpg
 

船外機

 
船外機は、「アウトボードエンジン」とも呼ばれ、ボートを動かすために必要なエンジン、
トランスミッション、舵、プロペラが一体となった推進ユニットが搭載されています。
そのため、船外にエンジンが設置でき、キャビン内を広く設計することが可能です。

また、ガソリンエンジン特有の高回転によりレスポンスがよく高速走行に向いています。
その反面、燃費はディーゼルエンジンに比べて悪くなる傾向があります。
燃費よりスピード重視という方にはおススメかもしれません。
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船内外機


最後に、船内外機は、「インボードエンジン・アウトボードドライブ」が正式名称で、
エンジン本体は船内に、ドライブユニットは船尾に取り付けています。

アウトドライブは舵が効きやすいため、前後左右の取り回しがしやすく、
初心者から熟練者まで多くの方々に人気があります。
係留時にはプロペラを水面より高い位置まで上げることができます。

またエンジンは機関室内にあるため、アウトドライブ、エンジンともに
メンテナンスがしやすいボートです。
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(ヤンマー船内外機 サルパ26Ⅱ)

〔推進形式の特徴〕

推進形式の違いによって、ディーゼルかガソリンか、使用される燃料が変わってきます。
使用燃料によって様々な特色があるため、以下で確認してみましょう。
それぞれご自身の釣りのスタイルに合った推進形式はどれになるでしょうか?
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(推進形式の特徴比較)
 

ボート選びのポイントその2:デッキの活用方法によって異なるキャビンタイプ


キャビンのタイプは使用目的によって様々なバリエーションが設定されています。

〔センターコンソール〕
コンソール(操舵席)をデッキ中央に配置。
デッキスペースが広く、バウデッキ(前部)とアフトデッキ(後部)のアクセスが容易にできます。

バウデッキとアフトデッキ両方で広くスペースを取って釣りができるのが特徴です。
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(センターコンソールタイプ:EF23B)

〔バウキャビン〕
キャビンをバウ(ボートの先端)寄りに配置。
アフトデッキスペースを広く確保できることが特徴です。
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〔センターキャビン〕
キャビンをデッキ中央に配置。
キャビンがボートの中心にあるためバランスが良いのが特徴です。
また、居住空間を確保した上で、バウデッキとアフトデッキ、
サイド通路のスペースを活用することができます。
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(センターキャビンタイプ:EX31)
 

ボート選びに役立つ船体各部の名称をご紹介


各部の名称は英語で呼称されることが多く、十分に理解しておくことが大切です。
 
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今回は、マイボートを選ぶために必要となる基礎知識、
推進形式、キャビンタイプ、船体各部の名称をご紹介しました。
自身の釣りスタイルに最適なタイプの船を選んでみてください。

さて次回は、
「楽しみ方を広げたいあなたへ!シャフト船の魅力に迫る!」について、
シャフト船についてさらに踏み込んでご紹介します。

それでは次回もお楽しみに!
 
 

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