No.002
楽しみ方を広げたいあなたへ!シャフト船の魅力に迫る!

ボートオーナーへの道としてまずはボートタイプ別の特徴を知ることから始めてみませんか?
自分に最適なボートを見つめるためにヤンマーのシャフト船ならではの特徴をお伝えします!

 
前回は「理想のマイボートを!ぜひ知っておきたいボートタイプとは?」を通して、
それぞれの用途やニーズによって最適なボートタイプをお伝えしました。

ボートの購入を検討する上で、まずはボートタイプ別の特徴を知ることが重要なポイントの一つです。

「結局、どのタイプの船が自分の使い方に一番合っているの?もっと詳しく特徴を知りたい!」

と思われた方もいると思います。
そこで、今回はシャフト船(船内機)の特徴についてご紹介します。
 

シャフト船とは?


シャフト船は船内機船とも言いますが、文字通り推進機関である
エンジンが船体内部に配置されています。
エンジン回転動力がシャフトを介してプロペラを回し、
プロペラの後方にある舵で進む方向を操作します。
 
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シャフト船のメリットは、エンジンが船の中央寄りに配置することで
重量バランスが良くなり、波やシケにも安定して進むことができます。
また水中にシャフトしか出ていない為、ドライブ周りの機械的な故障が少ないことです。
 
 
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「キャビンの下にあるってことは音がうるさいんじゃないの?」

そんな声が聞こえてきそうですが、ご安心を!

最近では防音構造が進化しているので、
走航中のキャビン内は充分に会話を楽しめるくらい静かになってきています!

ここで、防音構造について簡単にご紹介します。

〔防音二重構造〕
床面を二重にし、中空部に吸音材を施して走航中の機関音を低減。
さらにエンジン防振支持と排気消音器を装備し、低振動・低騒音化を追求しています。
他にも、機関場に「デシベルウォール」という吸音材を貼ることで、
さらに騒音の低減につなげています。
 
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(EX38 防音二重構造)
 

シャフト船の特徴とは?


シャフト船で特徴的なのは、エンジン(船内機)のフロント(プロペラ動力の反対側) から
大きな動力をとり出せることです。


船によってはレーダー、無線、GPSが設置されていますが、動かすためには電力が必要です。
また、エアコン、スラスターを動かすためには電気や油圧が必要になりますが、
そのための発電機や油圧ポンプを動かす動力が必要になるわけです。

プレジャーボートの場合は機関室のスペースも小さく、
補機エンジンを設置できる艇種は多くありません。
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(機関室イメージ)

そのため、エンジンのフロントから動力を取り出して
予備バッテリー充電用発電機や油圧ポンプを動かしています。
文章ではなかなかイメージが沸きにくいと思いますので、
ヤンマーの人気フィッシングクルーザー『EX38』に採用した
油圧システムの導入事例をご紹介します。
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(EX38 油圧システム事例)
 
図のように、エンジンのフロントに動力取り出し装置を設置し、
横引きした油圧ポンプを回すことで、油圧スラスターを動かしています。

ディーゼルエンジンのメリットであるフロントから大きな動力を取り出すことで、
さまざまなオプションが実現可能になります!

油圧システムの導入事例でご紹介した「EX38」の製品ページはこちらからご覧頂けます。
 

シャフト船型がもたらす強み


シャフト船はスパンカーを活用する釣りで威力を発揮します。
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(EX34ハードトップタイプとスパンカー)

近年の船型には、船首に大型フィンキールが採用され、船の風流れを抑制する
機能が持たされています。
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(EX34 大型フィンキール)

また大型の舵やプロペラシャフト、船内中央部に据付られたエンジンの
バランスによって安定性が優れています。
これらの優れた機能にスパンカーを加えることで、流し釣りの威力がさらに優れ、
理想的なキープ力を発揮します。
 

微速装置(トローリング)


更に釣り性能を高める装置が船内機にはあります。
その装置とは「微速装置(トローリング)」です。

アイドリング時のプロペラ回転を通常回転から、
ほぼ0回転まで調整できる装置のことです。

この装置をスパンカーと併用することによって、風で船が流されるのを
プロペラ回転で調整することができ、流したいポイントに長く留まる事が
可能になるので、おのずと釣果アップに繋がる優れた機能です。

まさに初級ボートアングラーが上級ボートアングラーにステップアップする
瞬間といえるでしょう。

いかがでしたか?
今回はシャフト船の特徴についてご紹介しました。

次回は「”いいとこ取り”のマイボートを!入門艇としておススメのドライブ船とは?」
について特集します。
ぜひ次回も楽しみに!
 
 
 

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