No.019
【伊丹章のボートフィッシング・ナビ】
EX30Bでの瀬戸内ジギングでブリ爆釣!?

今回は、多様なフィッシングからロングクルージングまで
幅広く対応できることで人気の高い「EX30B」での、
瀬戸内ジギング釣行をレポートします!
「EX30B」ならではのゆったりとした優雅な釣行をお楽しみください!

 
こんにちは。フィッシングナビゲーターの伊丹 章です。

毎月、何度も乗船させていただいている、ヤンマーのフィッシングクルーザー「EX30B」。
やって来たのは、岡山県の牛窓です。
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今回は、ボートオーナーさんが「ブリを釣りたい!」とのことで、
ご一緒させていただくことになりました。

この日の出船は朝日が昇ってから、いつもよりゆっくりのスタートです。
遊漁船と違って、こんなところもプレジャーボートならでは。
出船時間も帰港時間も、もちろん行き先やターゲットにする魚も、
すべて自分たちで自由な計画が立てられますよね!

さて「EX30B」の外観で、一番の特徴は……
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ヨーロピアン調? な、前倒し形状の(逆傾斜した)フロントウインドー。
とてもお洒落ですよ!
 
しかも、この前倒し形状は、分かりやすく言えば、
飛び出した軒下のような役目をしてくれるというもの。
写真のように、船内のカウンタースペースに強い日差しが入り込むのを遮ってくれるので、
特に真夏は船内の温度が上がりにくく、
日差しによるガラスのギラツキを感じることも、ほとんどないのです。
 
さらに、雨の中での走行時も、ガラスに当たる雨がきれいに流れていき、
ワイパーを使うこともほとんどありません。
デザインだけではなく、機能的にも抜群なんですよ。
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そのフロントウインドーは、一枚ガラスの超ワイドビュー!
開放感も抜群なフィッシングクルーザーです。

ということで、岡山の牛窓を出船し、朝日に向かってGO!
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目指すは徳島県の鳴門周辺。
幅広なボディーが特徴のEXシリーズ「EX30B」には、
30フィートのボートとは思えないほど広々とした、
ゆとりある豪華なキャビン空間を備えています。
EX30B」のパワフルな走りに加え、波も風も穏やか。
1時間半ほどの快適クルージングで、あっという間にポイントへ到着しました。

今回のタックルは……
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小さなタチウオがベイトになっているとの情報から、
少しロング系のジグ「ジグパラバーチカル・ロング」(メジャークラフト)の200gをチョイス。
https://www.majorcraft.co.jp/lureitem/5268

これをメジャークラフトのスピニングロッド「ジャイアントキリング・GXJ-S63H」に装着し、
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/8993
PEラインは2号+リーダーは少し太めの10号をセットします。

もちろん! ブリ狙いです。
ボートオーナーの小田さんと、左舷右舷に分かれて一緒にジグをシャクり始めると、一長し目から……
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さっそく「HIT!」です。
ご覧ください。ロッドティップ(竿先)が海中に刺さりこんでいます!
ダイナミックで強烈な引きです。

と、「伊丹もHIT!」
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幸先よくブリのダブルGETとなりました。

その後もブリが釣れ続け、ひと段落したところで
「EX30B」のドライビングを楽しみながらのポイント移動。
おっ、キャビン内でドライバーズシートに座る小田さんの足元には、クーラーボックスが!
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「船内でクイックに動きやすいうえ、足が疲れないので楽。
しかも、クーラーボックスの中にドリンクや食べ物を入れておけば、
長距離クルージング中も取り出しやすい」とのことです。
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もちろん、助手席にあたるナビゲーターシートの足元にも、
クーラーボックスや、タックルボックスが収まります。
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さて、風が少し吹いてきたので、
スパンカーを利用して「EX30B」の船首を風に立ててみます。
こうすることで、左舷からでも右舷からでも釣りがしやすくなりました。
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引き続きメジロ、ハマチも爆釣です!
もちろん春ごろからキャスティングでハマチを狙う時などには、
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船首から、ジグやルアーをキャストするのも楽しいですよね。
(前後の2枚の写真は、「EX30B」のカタログ撮影時に、
伊丹がキャスティングをしているショットです)
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船首にちょこんと伸びた「バウスプリット」は、スペースも広くてフラット!
「EX30B」の横安定性が安心感をもたらしてくれるだけでなく、
「バウレール」(ステンレス製の手すり)が、
ちょうど大人の足の付け根あたりをしっかり支えてくれるので、
キャスト時も魚とのファイト時も快適です。

SLJ(スーパーライトジギング)での大アジ/サバ/ハマチ狙いや、
ナブラを見つけてサワラのキャスティングなども、楽でしょうね。

さて、お昼からは風が強くなる予報でしたので、早めのストップフィッシング!
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短時間での2人の釣果にしては上出来です。
「EX30B」の船尾(アフトデッキ)にある
大型イケスに生かしておいた青物たち。大漁です。
小型で元気なハマチは、
またブリになって戻ってきてくれることを願いながらリリースしました。

今回は、電子制御エンジンならではの静かなクルージングを、往復でおよそ3時間。
ロッドを握って釣りを楽しんだのは およそ2時間。
フィッシングクルーザー「EX30B」の魅力を存分に満喫しました。
是非みなさんにも体感していただきたいと思います。

●『海の「もしも」は118番』
命を守るライフジャケットを、必ず全員着用しましょうね。

【伊丹 章】…釣り番組「四季の釣り」のフィッシングナビゲーターを
20年以上務める関西のマルチタレント。
ヤンマーボート「EX30B」「EX38」などのカタログにも出演しています。
(伊丹章webサイト)https://www.itamiakira.jp/
 

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