No.023
【伊丹章のボートフィッシング・ナビ】
FX24EZで仲間のボートと一緒にイカを狙う(後編)

前回に引き続き、仲間のボートと2隻で瀬戸内の牛窓沖
「シリヤケイカ」釣りをレポートします!
果たしてこれまでボートフィッシングで釣果を得たことがないメンバーに、
初の釣果はあったのでしょうか!?

 
こんにちは、フィッシングナビゲーターの伊丹 章です。

前回に続き、
FX24EZで、仲間のボートと一緒にイカを狙う」の後編をお届けします。
 
ニシナマリン(岡山県牛窓)の仁科さん、
ヤンマー舶用システム岡山営業所の齋藤さんと一緒に、
ヤンマーのフィッシングボート「FX24EZ」で海に出た、ワタクシ伊丹。
洋上で、ボートオーナーの小田さんの「EX30B」に遭遇し、
2隻で仲良くシリヤケイカを狙いにいくことに。
 
後編では、これまでボートでは釣果を得たことがないという齋藤さんに、
なんとしても記念の1尾をという仁科さんの思いやいかに。
それでは、今回もナビゲートさせていただきますね。

さて、仁科さんの熱い思いが通じたのか、
齋藤さんの竿が大きくしなっています。
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齋藤:「重たいんですけど~、これなんですか~?」

仁科:「イカが、釣れとるが~(岡山弁)」
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仁科さんが、そろ~っとタモ網ですくいます。
FX24EZ」のバウデッキ(船首)で、
大人二人がイカの墨をかけられないように、
恐る恐るやり取りをしています。
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齋藤:「シリヤケイカ釣れました!」
伊丹:「どんなアタリでした?」
齋藤:「わかりませんでした、なんか重たくなったので、
    海藻でも引っかけたかと思って回収したら~」
仁科:「エギをしっかり底まで落とせとったんじゃなあ~。やるが~(岡山弁)」

ボートフィッシングでの釣果、初GET! おめでとうございます。
白いポロシャツに墨をかけられなくてよかったですね。

さて、めでたく齋藤さんの初GETも見届けたところで、
みなさん俄然やる気が増してきました。
が、その後も伊丹は沈黙。
もちろん真剣です。
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伊丹:「仁科さん、何かがおえんのかなあ?(岡山弁)」
ちなみに関西弁で言うと「…何かがあかんのかなあ?」
仁科:「伊丹さん、今20cmほどのエダスを40㎝ほどにして、
    エダスからオモリまでも少し長くしてバランスをとったらどうじゃろ~。
    そのままオモリが底を……」

「来たっ!」
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EX30B」のボートオーナー、小田さんの声が海域に響きます。
伊丹:「海と島に包まれた『EX30B』で楽しむフィッシング! 画になりますね~」

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一人で操船しながら釣りを楽しむ。素敵な趣味ですよね。
小田:「伊丹さん、その辺でイカが来るよ!」

伊丹:「ホンマや、来ました!」
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伊丹:「シリヤケイカが乗ってる~」
 
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伊丹:「おっと!潮をかけられそうやった、危な~」

伊丹:「仁科さん、タモをお願いします」
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伊丹:「ありがとうございます」
仁科:「伊丹さん、今 気持ちよくアワセてましたね」

伊丹:「ありがとうございます! アワセた時にズシっと乗る感覚は、
    魚とはまた違う魅力がありますね。これは記念撮影しなくては~」
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伊丹:「でも、まだ墨を吹いてないから、超~危険ですよね?」

仁科:「たぶん」
伊丹:「うわ~墨を吹かないでよ~」
体勢を低くしても全然隠れていなかったですね。
 
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伊丹:「伊丹もシリヤケイカGET~!めっちゃうれしい~」
仁科さんのアドバイス通り、エダスを長くとって、
ロングフォール&ロングステイが効きましたね。
ありがとうございます。
 
伊丹の使用したエギは、「餌木蔵」(メジャークラフト)の2.5号で、
虹カラー下地のカブキオレンジカラ~!
https://www.majorcraft.co.jp/lureitem/10665

動画ではなく静止画撮影なのに、ついつい実況してしまいましたよ。
いつもの釣り番組のロケの習慣で。
伊丹:「やっぱりオレンジカラーもよかったのかもしれませんね!
    すべて仁科さんのアドバイス通り~。
    あの~、記念撮影、もういいですよね!?」
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イカは、船外でエギに掛けたままの伊丹。
船尾のクリートに取り付けた「スカリ」
(釣果を活かしておくための、巾着袋のような網。写真右端の緑色)まで、
墨をかけられないか心配しながら、
みんなでワ~ワ~キャーキャー言いつつ、ゆっくりと移動。
そして、今にもイカが吹きそうな墨から、逃げるように動く齋藤さん。
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仁科:「おめでとうございます。そのスカリに入れておいてください」

伊丹:「承知いたしました! あっ、仁科さんも釣りしてくださいね」
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ということで、今度は伊丹キャプテンの始動です。
仲間が船舶免許を持っていると、交代で操船もできます。
例えば、ハイシーズンの船団の中に入った時も、
操船に専念する人と釣りをする人を順番で交代できますので、
安全に釣りができるうえ、存分に釣りも楽しめるはずです。
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ちなみに「FX24EZ」のキャビン横の通路、「サイドウォーク」は、
ちょうど腰のあたりをキャビンに当てることもできますので、
安定した楽な体勢で釣りを楽しめるでしょう。
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横幅も30cmほどありますから、先ほどイカを釣った時の伊丹のように、
イカや魚を持ったまま正面を向いて歩くことも可能です。
もちろん、大物とのやり取り中には前後のデッキへの移動もしやすく、
デッキの床面がフラットなので、不意な横波を受けたとしても踏ん張れますよ。
しかも、キャビンサイドのガラス窓のすぐ下には、
長めのハンドレール(手すり)が標準装備!
デッキ間の移動も安全第一ですね。
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船べりの高さも大人の膝上まであるので、
膝を船体に当てての安定姿勢で魚を狙えます。

さあ、仁科先生のスタートフィッシング!
仁科さん、ニシナマリンの社長としてのプライドにかけても、
ここは絶対に外せない勝負となりました。
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サクッとアタリを捉え
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イカが海面に~!
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仁科さん、簡単にシリヤケイカをGET!
さすが! 仕事が早い!
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齋藤さんは、ボートからの初タモ入れ完了。
安定感のあるヤンマーボートですから、的を外しません。
この連係プレイで仕留めたシリヤケイカは……
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伊丹:「仁科さん、やはり今もオレンジ系のエギでしたか!」
仁科:「ですね。もしも2.5号サイズのエギでイカが乗らなければ、
    このように2号にサイズを落としてもよいですよ」

いつも惜しみなくアドバイスをいろいろといただき、ありがとうございます。
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楽しすぎて、今日は「FX24EZ」と「EX30B」で延長戦に突入ですね!
伊丹:「みんなで早掛け一本勝負でもしましょうか~」
小田:「じゃあ、釣った人から帰港する?」
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アクティブでいて、スマートな釣りを実現させてくれる、
ヤンマーのフィッシングボート「FX24EZ」。
高性能なヤンマーディーゼルエンジンは、
まだまだ余裕のパワーを感じさせてくれましたよ。
 
●『海の「もしも」は118番』
命を守るライフジャケットを、必ず全員着用しましょうね
 
【伊丹 章】…釣り番組「四季の釣り」のフィッシングナビゲーターを
20年以上務める関西のマルチタレント。
ヤンマーボート「EX30B」「EX38」などのカタログにも出演しています。
(伊丹章webサイト)https://www.itamiakira.jp/
 

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