No.024
【伊丹章のボートフィッシング・ナビ】
EX34で楽しい仲間とボートフィッシング(前編)

今回はEX34に乗り、伊勢湾での「キス」釣りをレポートします!
途中で仲間の水上オートバイ一行と合流。
いろいろな海の仲間と一緒に過ごす、愉快な釣行をお楽しみください!

 
「みなさん!快適なボートフィッシングを楽しんでいますか」
こんにちは。フィッシングナビゲーターの伊丹 章です。

今回は、大阪湾&瀬戸内海を飛び出して伊勢湾へ。
伊勢湾の南部の三重県の鳥羽あたりは、ワタクシ伊丹も、
よく釣り番組のロケでおじゃまさせていただいるエリアです。

名古屋港(愛知県)から出船してのボートフィッシングを、ナビゲートさせていただきます。
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さあこの写真だけで、どんなボートなのかがおわかりになる方は、
間違いなく“超”「ヤンマーファン」だと思います。
そうです!
フィッシングステージが360°に広がる快適デッキを備えたフィッシングクルーザー、
ヤンマー「EX34」(ハードトップ仕様)です。
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/pleasureboat/ex34/
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外観がカッコいいだけではなく、実際に乗船してみると、
「抜群の走り」、「乗り心地のよさ」、「風による横流れの防止性能」、
「力強さ」などを感じさせてくれる高性能のフィッシングクルーザーだと、すぐに実感できます。

そんな「EX34」で名古屋港内の「飛島マリン」さんから出船。
まずは中部国際空港「セントレア」の手前でスタートフィッシング。
80gの「ジグパラTG」(メジャークラフト)をチョイスし、ジギングの開始です。
https://www.majorcraft.co.jp/lureitem/8364
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沖合に設置された施設の潮上から、施設の基礎の根元へアプローチするようにジグを滑らせます。
ご覧のように、「EX34」の「バウデッキ」(船首)は、本当に広々としていて、
一人で釣りをしているのがもったいないほど快適ですね。

しかも、伊丹が立っている船首突端の「バウスプリット」もフラットなうえ、
腰あたりの高さまで「バウレール」というステンレス製の手すりがしっかりと装備されているので、
安心してキャスティングも楽しめそうです。

何度かジグをフォールさせましたが、縦に引いてくるジグには反応がないようなので、
鉄板バイブレーションルアー「ジグパラブレード」(メジャークラフト)のにチェンジして、
あらためてキャスティング!
https://www.majorcraft.co.jp/lureitem/4273

鉄板バイブは、風に負けずに遠投ができるので、施設の土台周りを
斜め横に引いてくる感じでリールを巻きます。
ドライバーさんが、「EX34」のスラスターを活用して、
施設の周りをいろんな角度からアプローチしてくださります。

手元のロッドで、ルアーの泳ぐ「ブルブル感」を心地よく楽しみながら、キャスティング。
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皆が「釣れそう~」と期待してくれる中……

「伊丹HIT!」
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伊丹:「フグでした~。魚の引きは楽しませてくれましたね。このフグはリリースしま~す」


さて、そのころ?
EX34」で出船してきた「飛島マリン」さんの桟橋では、
水上オートバイの応援メンバーが、スタンバイ完了。
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国際拠点港湾に定められた名古屋港の景色を、海から眺めながら南下します
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水上オートバイの一行は、セントレア沖でわれわれ「EX34」と無事に合流。
すると水上オートバイで走ってきたKentoさんが……
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Kento:「セントレア周辺の砂場でキス釣りをして、キスの天ぷらを食べましょうよ~」
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ということで、ボートの機動力を活かして、さっそくポイント移動。
「キスの天ぷら」というワードに、みんな即! 食いつきました。

もちろん水上バイクのメンバーも
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並走してポイントへ急ぎます。
ボートだけでなく、いろいろな海の仲間と一緒に過ごす、こんなグループ感も楽しいですよね。

EX34」の船尾「アフトデッキ」の超ワイドなサイズは、十二分な開放感!
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しかも、フラットなデッキスペースにはEVA素材のマット「SeaDek」が、一面キレイに施されています。
「SeaDek」は濡れても滑りにくいし、クッション性も高いマットですから、
一日中ボートフィッシングをしていても、足腰が疲れません。
「SeaDek HPはこちら(https://www.regar.co.jp/seadek)」

そんな快適空間が広がるアフトデッキで、キスの「ちょい投げ仕掛け」の準備開始です!
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ポイントへの移動中にタックルの準備ができるのは、「EX34」の安定感のある走りのおかげですね。
伊丹が準備した仕掛けは、天秤シンカー+2本針仕掛けがセットになった
「ちょい投げライトセット」(ささめ針)です。
https://www.sasame.co.jp/8534


水深は20m前後のようですし、潮も緩いので22gのシンカーで大丈夫でしょう。
この仕掛けはライトタックルに最適で、エギングロッド「ソルパラ・SPX-832E」(メジャークラフト)に、
小型のスピニングリールを装着。
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/10020
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PEラインは0.8号を使い、とてもお手軽な仕掛けです。

針には……(虫の苦手な方は閲覧ご注意ください)
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虫エサを刺します。
日中のキス釣りの定番、「イシゴカイ」の動きでアピールし、キスを誘います。
イシゴカイを針に刺した後、1cmほど垂らしてカットしました。
そのほうが魚のアタリが出た時、エサの端と針が近いので、即アワセが効きそうですよね。
もちろん、1匹掛けでないと、なかなか反応しない時もありますが、
まずはキスの活性をチェックしてみることにしましょう。

EX34」のアフトデッキから、軽くアンダーハンドキャストで“ちょい投げ”。
天秤シンカーが海底に着いたら、あとはリールをゆっくりと巻くだけ~
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伊丹:「本日の初Kiss! キスゲット!」
ホントお手軽ですよね~。
伊丹:「アッ! エサがまだ針に残っているから、そのままちょい投げ~」
使えるものは使います。
すると……
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伊丹:「下の針に可愛いキスが!」
さらに僕の横から、「キス来たよ~」という声が聞こえてきます。
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声の主は、この「EX34」のボートオーナーでもあり、飛島マリンの社長でもある高嶋さん。
さっそくダブルゲットです!
あれ? 高嶋さんのキスのほうが大きいですね。

伊丹:「よっしゃ~来ました! けど、今度はちょっと引きが違う~!」
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伊丹:「ホウボウも釣れちゃいます!」
キスは基本的に、水温が上昇する春には接岸してきて、大きな良型キスが釣れることが多くあります。
夏には外道(げどう)と呼ばれる他の魚、エサ取りの魚なども増え、
お盆あたりまでは小型のキスが増えてきます。

「海水温度」は、陸上の気温よりもワンテンポ遅れて上昇してくるので、
7月下旬くらいまでは、大型キスが釣れるはず!?
今日はまだ6月下旬。まだこれからが夏本番ですから、大型キスの期待が持てますね。

さて、この後、大型キスが釣れ続けるのでしょうか?
そして、キスの天ぷらを皆で美味しく食べられるのでしょうか?
次回、後編をお楽しみに。

●『海の「もしも」は118番』
命を守るライフジャケットを、必ず全員着用しましょうね

【伊丹 章】…釣り番組「四季の釣り」のフィッシングナビゲーターを20年以上務める関西のマルチタレント。
ヤンマーボート「EX30B」「EX38」などのカタログにも出演しています。
(伊丹章webサイト)https://www.itamiakira.jp/

飛島マリンさんのURL http://tobishima-marine.com/
 
 

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