No.025
【伊丹章のボートフィッシング・ナビ】
EX34で楽しい仲間とボートフィッシング(後編)
前回に続いて、楽しい仲間との伊勢湾での「キス」釣りをレポートします!
新鮮で揚げたての「キスの天ぷら」をみんなで美味しく食べることはできたのでしょうか!?
「みなさん!快適なボートフィッシングを楽しんでいますか」
こんにちは。フィッシングナビゲーターの伊丹 章です。
前回に続いて、今回も舞台は伊勢湾から。
「EX34で楽しい仲間とボートフィッシング」の後編をお届けします。
(前回までのあらすじ)
さて、愛知県の名古屋港(飛島マリン)を出船した我々一行は、
中部国際空港「セントレア」の手前でスタートフィッシング。
海上で、飛島マリンから水上バイクの応援団も到着し、一緒にポイント移動。
「キスの天ぷら」をみんなで美味しく食べるべく、竿を出します。
「前編」に続き、相変わらずキスは釣れ続いています。
それにしても、今回乗船させていただいているヤンマーのフィッシングクルーザー「EX34」の
サイドデッキ(キャビン両脇の通路)は、長~い!
しかも写真をご覧ください。
フラットなデッキには、クッション性のよいEVAマット「SeaDek」
(https://www.regar.co.jp/seadek/about/)が一面に敷かれていますから、
船上のあちこちを裸足で動き回れそうです。
お子さんは、絶対に喜んで歩き回りますね。
ワタクシ伊丹が使っている「ちょい投げ仕掛け」は、相変わらず22gの
天秤シンカーでしっかりと底を取ってくれ、そのうえキスが釣りやすい潮回りとなっています。
ここで
またまた、飛島マリンの岡村さんとワタクシ伊丹が連続HIT。
2人で3匹同時にGET!
やがて、出港前の天気予報でチェックをしていた通り、南の風を少しだけ受け始めるようになってきました。
「EX34」の右舷側で風を受けながら、「ドテラ流し」でポイントを流していきます。
ご覧のように、竿を持っている人は右舷側に集まっています。
すごいですね~!
「EX34」のサイドデッキは、大人4人が並んでも余裕の釣りスペースが確保できるだけではなく、抜群の安定感!
絶妙な船べりの高さは、体をホールドするにも安心で、アングラーがボートに求める理想の寸法といえるでしょう。
(ちなみに写真左端の伊丹は、自撮りのアングルに失敗し、顔が映っておりません)
そうそう、しかも足元には「SeaDek」を敷いてあるので、足を滑らせてしまう心配もありません。
これはうれしいですね。
と言っていると、先ほどからボートが流れる速度が速くなり、根掛かりの連発。
そうなれば、「エアーシンカー」(ささめ針)(https://www.sasame.co.jp/1058/)
の出番です!
右側のパッケージ内の、ピンク色の部分がシンカー(おもり)。
海底への接地部分は、写真で言えば下のほうになりますが、その先端部分だけが鉛でできています。
上部には発泡素材が使われているため、海底で立つ「自立式シンカー」なのです!
例えば、エサの付いた仕掛けを引き連れてくる「エアーシンカー」が、海底をズルズルッ、ズルズルッ、と引っ張られてきたとき、石など何かの障害物にシンカーが当たったとします。
そんなときも「エアーシンカー」は自立しているので、ガッツリ根掛かりしてしまうようなことは、ほとんど起こりません。
これは超スグレモノの人気アイテムで、ワタクシ伊丹も長年愛用させていただいています。
そのおかげで、
またまた、キスのアタリを取ることができました。
イエローの「エアーシンカー」を選んだ理由は、当日は少し曇っているときがあったり、多少潮も濁っている?と思ったから。
ピンクよりイエローのほうが目立つし、集魚効果もあるかなという想像からのカラーチョイスでした。
ここで伊丹は、キスのアタリをしっかりとアワセた後、キスが1匹釣れているのを手元に感じながら、さらにリールをゆっくり巻いて、「エアーシンカー」が海底をズルズル、ズルズル……
すると!
伊丹一人で、またまたダブルGET!
同時に、「EX34」のボートオーナーの高嶋さん(飛島マリン社長)も、気持ちよくキスをGETされていました。
そして僕たちの目の前では、応援に来てくださっている西本さん(SeaGets代表)も、
http://www.seagets.com/
キスを釣り上げられ、満足そうです。
さらに仲間もポイントに集結し、
水上バイクの後部に取り付けた専用のクーラーボックスをテーブル代わりにして、
エサのイシゴカイを針に付けて投入すると、
今度はサポートのKentoさんも、スポーツフィッシング仕様の水上バイク「フィッシュプロ」を
クイックに操りながら、キス独特の「ピクピクッ」と心地よいアタリを捕らえていました。
(https://sea-gets-powersports.shopinfo.jp/posts/7880666?categoryIds=47319)
その模様を撮影していた、マリン情報誌『ハイピッチ』(http://www.highpitch.jp/index.html)の
石川カメラマンが、
石川:「キス釣り、面白そうですね」
伊丹:「カメラを操作されると思いますから、イシゴカイではなく、このイソメを使って釣りをされますか?」
石川:「???」
イソメはイソメでも、「パワーミニイソメ」(マルキュー)を石川さんに差し出しました。
(https://www.marukyu.com/product/1245/)
これは常温保存が可能で、ジップロック形式のパッケージに入った
ピーチの香りがする「ワーム」です。
このとてもリアルな「パワーミニイソメ」は、虫エサの臭いや汚れが気にならず、
虫エサに触れない女性やお子さんでも、快適に釣りが楽しめますよね。
エサ取りの魚にも強く、キスがよく釣れます。
さらに生分解性素材でできていますから、地球環境にも優しい製品です。
もちろんキス以外の魚にも反応は抜群で、釣れたホウボウも「これは食べてまうやろ~」と、言いたいはず。
小さくて弱っていないキスは逃がしてあげて、お昼過ぎにはSTOPフィッシング!
「EX34」の走りは、スムーズで安定感抜群。
帰港までの間、船尾の「アフトデッキ」の片付けも安心して進められます。
釣りやすさも、動きやすさも抜群の広さです。
湾内に入ると、海上航行におけるさまざまなマナーを守りながら、もちろんスロー走行、
今回の「EX34」の基地、名古屋港内の「飛島マリン」さんに到着。
アフトデッキ後方の「トランサムゲート」(標準装備)を開けて、こちらはオプション装備の「トランサムステップ」へ渡れば、桟橋への乗り降りだけではなく、クーラーボックスやフィッシングタックルの積み降ろしも楽々です。
今回釣り上げたキスは良型揃い。
結構いいサイズのキスが釣れていましたね。
そして水上バイクから、ちょい投げをされた西本さんも
短時間でこの釣果! 満足の笑顔です。
伊丹:「さあ、このままでは帰れな~い! さらなるお楽しみの、準備スタート!」
キスのウロコを取り、頭とはらわたを取りますが、今回は意外と料理男子が揃っていた様子。
皆でワイワイガヤガヤ、さばき合い状態です。
(ちなみに釣りたてのキスは身が引き締まっているので、さばきやすいですよ)
頭とはらわたを取り除いたら、血合いまでしっかりと洗い流し、開いたキスの骨を、腹骨まで上手にそぐように切り落とします。
あとは水で溶いた天ぷら粉をキスに絡ませて~
ガスコンロを使って、中温の揚げ油でカラッと、手慣れた感じで揚げていきます。
飛島マリンの岡村さん、お上手!
キスの天ぷらの“出来揚がり”!
この盛り付けも、岡村さんのセンス!?
「釣りたて」、「さばきたて」、「揚げたて」のキスに塩を振って、熱々で味わえるのはアングラーの特権!
「ボートクルージング」+「フィッシング」+「食」までたくさんの感動を、「EX34」が愉快な仲間と共有させてくれました。
お子さんとの食育にもつながりますよね。
今回お世話になった飛島マリンさんのように、ボートの保管や販売、整備だけではなく
いろいろなマリンスポーツの楽しみ方も教えてくれるマリーナさんがありますので、
お近くのマリーナに相談してみてくださいね
伊丹:「以上、今回のフィッシングナビゲートは、愛知県の『飛島マリン』さんからお送りいたしました」
ありがとうございました。
●『海の「もしも」は118番』
命を守るライフジャケットを、必ず全員着用しましょうね
【伊丹 章】…釣り番組「四季の釣り」のフィッシングナビゲーターを20年以上務める関西のマルチタレント。
ヤンマーボート「EX30B」「EX38」などのカタログにも出演しています。
(伊丹章webサイト)https://www.itamiakira.jp/
飛島マリンさんのURL http://tobishima-marine.com/