No.006
ボートオーナーは夢のまた夢?
見積もり依頼のコツとポイントとは?

ボートの見積に含まれるのは船体費用だけではありません。
実際に見積の簡単サンプルをご紹介しながら重要な情報をお伝えいたします!
釣りに必要不可欠なカスタマイズ例と合わせてご覧ください!


前回は「ヤンマーボートオーナーが本音を語る!購入の決め手とは?」を通して
ボートオーナーにインタビューし、ヤンマーボートの魅力について語っていただきました。

日頃、乗合船や波止場で釣りをしていると
目の前を滑走し、沖合へ向かうボートを見て、

「気持ちよさそうだなぁ。私もマイボートで沖のポイントを独り占めしてみたい。」

そんな思いを胸に、竿先を見つめ魚からの反応を待つことはありませんか?

そして最後は

「きっと高いし、私には夢の代物!嫁さんに相談するまでもないな。」

夢は心の奥深くに仕舞込み…水平線を見つめながら溜息を…。

皆様!いったい、いくらの船を想像していますか?
確かに高額かもしれませんが、マイカーの値段と大差はないですよ!

では皆様にヤンマーフィッシングボートって、いくらで買えるのか簡単にご説明してみましょう。
対象ボートは価格、釣り性能、扱いやすさで、
ご好評いただいているFX24EZ.LTDをベースに話を進めますね。
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FX24EZ.LTD

主機:4JH3-DTZ 84.6kw(115PS)
全長×全幅×全深:7.47×2.52×1.23(m)
最大搭載人員:7名
免許資格:2級以上
航行区域:限定沿海

ご参考価格:5,838,000円(本体価格税別)

上記価格は船体小売価格(税別)となり、この価格に必要なオプションを追加しながら
見積の話を進めます。
 
どうですか?国産ワンボックスカーの本体価格と同じくらいですよね。
では本体価格以外にどの様な費用が必要なのか見ていきましょう。

まずボートだけ所有していても出航できません。
車と同じで登録と検査を受ける必要があります。

日本小型船舶検査機構(JCI)による
登録と検査を済ませることで初めて出航できるんですよ。

費用は
新規登録料:FX24EZ.LTD 全長7.47につき5m以上手数料 8,900円(非課税)

定期検査:FX24EZ.LTD 7名定員につき旅客が12人までの5~10m未満手数料 24,300円(非課税)
※新規登録は初回のみとなります。
※定期検査期間は6年ごとに行われます。
またその期間の間(3年目)に中間検査を受検する必要があります。
詳しくは日本小型船舶検査機構HPをご覧ください。 https://jci.go.jp/

さーこれで出航することが可能となりました。
安心してボートフィッシングが楽しめます…。 

あれ?
魚が釣れている場所を聞いたけど、どのように目的地へ行けば…
目印も標識も無い海の上で…
さらに辿り着いたポイントに魚の反応があるかもわからない…。

そうです!何か足りませんよね!
すでにお察しでしょう。

GPS魚探が必要ですよね!

海域の詳細情報や自船位置、海の中の情報まで知ることが出来る必須アイテム。
これが無ければ釣りにならないと言っても過言ではありません。

さてFX24EZ.LTDに搭載するなら何が良い?いくらするのかな?

それでは見てみましょう!

GPS魚探:HONDEX HE-8S アンテナ内蔵タイプ 175,000円(税別)
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GPS魚探があれば魚もバッチリ釣れますね。
これで安心して釣りを楽しめます!

ん?まだ違和感が?

ボートフィッシングの醍醐味は、マイボートでポイントへ向かうこと、そして魚を釣ることです。

しかし!
自身の操船で魚を釣るには、キャビンの外で釣りをしながら
ボートを操るアフトステーション(二ヵ所操作)や船を風上に立てて
流し釣りをする為のスパンカーが必要になります。

では、さらに釣りを楽しむためのオプションを拾い出しましょう!

アフトステーション(二ヵ所操作):部材合計 130,000円(税別) ※工賃は別途ご確認ください。
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スパンカー:24フィートクラス用:220,000円(税別) ※工賃は別途ご確認ください。
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ボート、GPS魚探、アフトステーション、スパンカー、それぞれの価格が見えてきましたね。

取付工賃は販売店によって工数設定が違いますので確認が必要ですが、
ぼやけていた金額が徐々にクリアに見えてきましたね。

主要なオプション以外に付随する必要経費のお話も続けましょうか!
ひとつずつ説明すると何ページも費やしますので、一括して見積に反映させましょう。
 
参考お見積り
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※NO8船底塗装は海上係留保管の場合に必要となります。船底へ海洋生物(貝や藻)の付着を防ぎます。
※上記見積には取付工賃が含まれておりません。正確な見積はお近くのヤンマー販売店へ。

いかがでしたか?

上記はあくまで一切の値引き、下取り無しの定価見積となります。
大きな声では言えませんが、営業マンの耳元で「少し値引きしてよ。」と呟いてみてください!
何か素敵なコトが起こるかもしれません。

さてリアルすぎる会話は置いといて、
とりあえず購入後すぐに釣りに行ける状態に設定してみました。
皆様の予想しているボート価格と比較してみていかがですか?

あれ?って思われた方もおられませんか?
多くの方が、ボートって1千万?2千万?と想像されているようです。

本格的なフィッシングボートが7百万で買えるんですよ。
もちろん欲しいオプション全て取り付けると…高額になりますが、
必要最小限で十分楽しむことができます。

月に数回 乗合船に乗船すると、約30,000円ほどかかりますが、
これをローンの支払いに回しませんか?
もちろん頭金をしっかり収めて、組んだローンの話ですけど…
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全然、夢の話ではないように思いませんか?
ひょっとすると、この内容を読まれた方が来年にはボートオーナーになって、
大海原で釣り三昧な日々を送られているかもしれませんね!

さて次回は・・・・

「ボートっていくらかかるの?買う前に必ずチェックしたい費用3つ」です。

次回もお楽しみに!
 

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