「みなさん！快適なボートフィッシングを楽しんでいますか」
こんにちは。フィッシングナビゲーターの伊丹 章です。

先日、岡山県牛窓の「ニシナマリン」さん（https://nishina-marine.com/）の桟橋から、
ボートフィシングに出かけようとしたときのこと。
隣の桟橋から、何やら声が聞こえてくるような……。

「初めまして！ 僕を見ていってください」

ヤンマーの2020年ニューモデル、「EX28C」が微笑んでくれているではありませんか！


大注目のフィッシングボート「EX28C」、海上に浮かんでいる姿を初めて見ました。
思ったよりも、迫力と高級感があります。

まず目に付いたのが、アフトデッキ（船体後部のデッキスペース）が広い！
横幅がおよそ2.4mと、とてもワイドです。


アフトデッキ一面に並ぶハッチのフタを見ただけで、いかにも床下の収納が充実していることが想像できます。

まずは


キャビンから出てすぐの位置にあるハッチを開けると……
おっ！ 釣った魚を活かしておく「イケス」が登場。

続いて船尾側、一番後ろのハッチを開けると～


「プロペラ点検庫」（写真手前）＆「操舵機庫」（写真奥）でした。
走行中に、万が一、プロペラに何か異常を感じた場合にも、このプロペラ点検窓からすぐに
確認ができるので安心ですね。


今度は、デッキ中央部、両サイドのハッチを開けてみると……


物入れスペースが姿を現しました。
ロープやフェンダー、ネットなどに加えて、ボートフックなど長尺の道具も入れられるので便利です。


そして、キャビンから出てすぐ、右舷側に注目。


アフトステーションに、オプションの「2カ所操舵」のコントロールシステムを設置すれば、
船内に加えて船外でも操船することが可能。
ここには、もちろんスラスタースイッチを設置することもできます。

今度は「EX28C」の船首（バウデッキ）に移動してみましょう。


バウデッキに立って後ろを見てみると、キャビンハウスの天井は低く、見晴らしがとてもよいです。
これならルアーのキャストも安全にできそうですね。


キャビンハウスの天井に「スカイライトハッチ」をオプション装備すれば、換気に役立ってくれるうえに、
船内の採光性も高めてくれるはず。
また、クルージング中も船内で爽やかな潮風を感じられますし、バウデッキで釣りをしている仲間の声も
聞こえやすそうです。

そのバウデッキのハッチを開けてみると、


アンカーをしまっておける「アンカーストア」が。　
デッキ面には、アンカーロープや係留ロープなどを留めるための「クリート」があるだけですから、
キャスティングゲームをする場合にも、広々と安全に仲間と一緒にロッドを振ることが可能です。

こちらは、船首突端の舳先（へさき）「バウスプリット」と、ステンレス製のパイプレール「バウパルピット」。


どちらもオプションになりますが、釣りをするときに落水の危険から守ってくれるだけでなく、
着岸作業をするとき、船首から乗り降りするときなどにも安心です。

キャビン内に入ると、さらにテンションが上がる「ヘルムステーション」が！
「EX28C」、やっぱりカッコよすぎませんか?!


こちらの写真は、ほぼ純正の状態ですが、これだけの渋さ！
その正面のカウンタースペースは、


広々とした ひな壇になっていますので、GPSプロッターや魚探など、いろいろな航海計器も3台ほどは
余裕で設置可能でしょう。
自分好みの機器を並べてカスタマイズしていく楽しみがあります。

さあ、今日のスケジュールを変更して、今からフィッシングボート「EX28C」に試乗してみます！


ボートフィッシングをされる方でしたら特に目を引く、磨き抜かれたスタイルを持つ「EX28C」。
試乗レポートは、次回に続きます。お楽しみに！

●『海の「もしも」は118番』
命を守るライフジャケットを、必ず全員着用しましょうね

【伊丹 章】…釣り番組「四季の釣り」のフィッシングナビゲーターを20年以上務める関西のマルチタレント。
ヤンマーボート「EX30B」「EX38」などのカタログにも出演しています。
（伊丹章webサイト）https://www.itamiakira.jp/