今回皆さんにご紹介するのは、
初めての方にも分かる一般的なボート購入の流れです！
※ボート購入には大きく分けて2パターン、個人名義で購入する”個人契約”、会社など法人の名義で購入する”法人契約”、がありますが購入の流れに関しては大きな違いはありません。
今回はよりシンプルな個人契約についてご紹介していきます。

おおまかな流れはこのようになります。


ちなみに、“法人契約”でボートを購入する場合、リース契約が一般的です。
短期間での経費計上が出来、例えば福利厚生として社員の方々でご利用いただくこともできます。
（条件がございますので、事前に税理士さん等にご相談くださいね。）

初めて船を購入するとなると、分からないことが多いかと思います。
そこで今回は、プロアングラーのナカジーさん扮する”初めてマイボートを購入するお客様”の目線で、
イメージ画像とともに丁寧にご紹介していきますね！

それでは、ナカジーさんお願いします！


「そろそろ自分のボートが欲しいなあ・・・」
釣りが趣味のナカジーさん。ふとマリーナを訪れると憧れのボートがずらりと並んでいます。
マイボートでの釣りに憧れがあるもののなかなか踏み切れずにいましたが、
資金の目途も立ち、真剣に検討するように・・・

 

まずは、ボートの取り扱いのあるお店を探してみましょう。
購入が決まっていなくても大丈夫！気軽に相談から。

※ボートについてのご相談ができるのはボートショップだけではありません。

イベント会場やヤンマー舶用システムの各拠点でも相談することも可能です。
詳細はこちらから↓
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https://www3.yanmar.com/content_Marine_N1-4-5.html
皆さま、突然ですが、船ってどこで売っているのか、どうやって買えばいいのかご存知ですか？！
今回は３つの方法「ヤンマーの営業所へ行ってみよう」「販売店へ行ってみよう」

「イベント会場へ行ってみよう」をご紹介します！
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お近くの販売店探しはこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/dealerlocator/

マイボート購入について、相談する販売店をスマホで検索するナカジーさん。

ナカジー：「おっ！ここが近くて良さそうだなぁ！」


ナカジー：「よし！”㈲シーポイント”さんに決めた！…なんだか緊張するけど電話してみよう・・」


(ドキドキしながらシーポイントさんへ電話するナカジーさん)
・・・・

ナカジー：「はい！わかりました！では、●月●日に伺いますね！よろしくお願いします。」

緊張しましたが、スムーズにアポイントを取ることができたナカジーさんでした。

 

いよいよお店へ向かいます。
あらかじめ、どんなボートが欲しいのか、理想の釣りや予算など、具体的なイメージを

もっておくと話がスムーズに進みます。

そもそもボートにはどんなタイプがあるのか。
大きな違いは、推進方式にあります！ボートの大きさや用途によって、推進方式が3つに分けられます。
「船内機（インボードエンジン・シャフトドライブ）」
「船外機(アウトボードエンジン)」
「船内外機(インボードエンジン・アウトボードドライブ)」

中でも舵効きが良く、操船がしやすいのがドライブ船(船内外機)です！
詳細はこちらから！↓
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https://www3.yanmar.com/content_Owner_N2-1-3.html

初めてボートを購入される方に入門艇としておススメのドライブ船を徹底解剖！

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ヤンマーのホームページでカタログをダウンロードすることも可能です。是非チェックしてみて下さい！

カタログダウンロードはこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/pleasureboat/

シーポイントへ到着
ナカジー：「えーっと、ここかな？あードキドキしてきた・・」

ナカジー：「こんにちはー。お電話しましたナカジーですけど・・」

早速、社長の古川さんが出迎えてくれます。

古川社長：「いらっしゃい！電話をくれたナカジーさんだね！」

ナカジー：「今日はよろしくお願いします！」

古川社長：「何でも聞いてくださいね！」


古川社長：「どうぞどうぞ！かけて！」


理想の釣りについて熱く語るナカジーさん。
それを真剣に聞く古川社長。

ナカジー：「うーん色んなボートがあって迷うなあ。EXシリーズの34はキャビン内も

広くて快適そうですね！でもニューモデルEX28Cも気になるな～！」

古川社長：「迷いますよね！ドライブ船ならZarpa26Ⅱも釣りには最高だけど、居住性も重視されますか？」


ナカジー：「僕は2,3人で釣りに行くんですが、ジギングが多いので動きやすくて広いデッキが理想なのと、

休めるキャビンが欲しいかな～。それと、毎週末行くので燃料代が気になります！

あと予算なんですが・・700万円前後で考えていますが、この条件でぴったりなボートはありますかね。」

古川社長：「なるほど！それならおススメしたいのは、FX24EZですね！二か所操船もできますよ！

ドライブ船だから操船しやすく、小回りも効くので初心者の方にも人気なんですよ。」

ナカジー：「実はこのボート、僕もすごく気になっていたんですよ。」

古川社長：「それなら丁度良かった！特別仕様にはなるけれど、すぐ近くの“芦屋マリーナ”に

FX24EZ.LTDがあるので、実際に見てみませんか！」

理想的なボートの候補が見つかったナカジーさん。
早速、となりの芦屋マリーナへFX24EZ.LTDを見に行くことにしました。

 

実物のボートを確認できる機会はボートショーや展示会に限りません。
全てのプレジャーボートが対象ではありませんが、ヤンマーの拠点や販売店に展示されていることもありますので、

お気軽にお問合わせ下さい。
実際に釣りをするときのイメージがより具体的になりますよ！

展示・試乗艇情報はこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/demoboat/
イベント情報はこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/events/


㈲シーポイントから車で走ることおよそ10分。
シーポイント古川社長から連絡を受けた、ヤンマーボートショップ芦屋のスタッフがナカジーさんを出迎えます。
※今回見学に使用した艇は、展示用に通常オプションとは異なるラッピングを施した特別仕様となります。

スタッフ：「どうぞ隅々までごらんください！」


先ずは、デッキとキャビンを確認。

ナカジー：「キャビン内も広々としてますし、オプションのベンチシートに2人十分に座れますね。」


続いてサイドウォーク。
ナカジー：「ブルワークの高さも釣りに丁度良い！あ、これなら子供も安全に動き回れるな。」


肝心のエンジンも確認。

スタッフ：「このエンジンは4JH3-DTZAYという形式になります。防振支持があるので

振動が抑えられて騒音も少ないですよ！流し釣りをするなら、トローリング機能もついているので便利です。」

※流し釣り(トローリング機能)の解説
流し釣りは通常、船首を風上に向けた状態で潮流に合わせてボートを流し、狙ったポイントを

通過しながら魚がかかるのを待つ釣り方です。

この時、ボートが風や潮流の影響を受けて真下にあるはずの仕掛けよりも早く流れてしまうと、

仕掛けの制御が出来なくなってしまいます。

図のように、トローリング機能を使うことで、アイドル回転時のプロペラ回転数よりもさらに低い回転数で

プロペラを回すことができるので、ボートの流されるスピードを広範囲に調整することが出来ます。

ナカジー：「キャビン前方のバウバースも２４フィートにしては広くていいですね！

ここで仕掛けも作れそうだなあ。」


ナカジー：「釣った魚を入れるイケスの大きさ、このサイズならブリも十分生かして持って帰れますね！」


ナカジー：「視界が開けて開放感があるので、最高の座り心地です！ワクワクが止まりません！」

実艇確認を通して、ボート購入の意志が固まったナカジーさん、さてどんな艤装をしようか想像が膨らみます。

 

実艇確認とは異なり、ご検討中のボートに乗船が出来るのが試乗の魅力！
エンジン・ボートの性能である舵効き、船速、静音性等を確認できるだけでなく、フルオプション艇や

カスタム艇も展示されている場合があるので艤装の参考になりますよ！

全国各地で行われるボートショーや試乗会へ来場すると、キャビン内から見える景色や乗り心地まで体感できます。
※2020年の　新型コロナウイルス禍の影響によりイベントを中止している場合もございますので、

イベント情報を事前にご確認ください。

展示・試乗艇情報はこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/demoboat/
イベント情報はこちらから↓
https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/events/

 

 

実艇確認を行い、購入意欲がさらに高まったところで再びシーポイントを訪ねます。

 

①	艤装(オプション、マリン用品)の確認 ボートが決まったら、どんなオプションを設定したいかカタログなどを見ながら相談します。 魚群探知機など航海計器類も釣りのスタイルに合わせて決めていきます。 工場オプション(メーカーオプション)は注文前に決めておく必要がありますが、 購入後に追加できる現地オプション艤装もあります。 オプションの詳細はこちらから↓ https://www.yanmar.com/jp/marinepleasure/pleasureboat/fx24ez/exterioroption.html
②	保管場所の相談 いざボートを購入しても係留するところがなかった！・・そんなことにならないよう、 できればアクセスのよい保管場所を探します。ボートの大きさの制限、年間の係留費用など、 条件が様々ですので、今後のランニングコストも含め検討が必要です。
③	見積り ① でオプションを大方決めたところで、実際にかかる費用をお店に算出してもらいます。
④	保険、レスキューサービス ボートにも車と同じように保険があります。 もしもの事故に備えて、確認しておきましょう。

カラーハルが選択出来てドライバーズシートもグレードの高いものが良い、などなど、

考慮した結果FX24EZにすることは決まったものの、オプションで悩むナカジーさん。
（トローリング操作用のハンドル“バーニアケーブル”、それとトイレもつけたいな・・。）

ナカジー：「やっぱり釣りといえば、スパンカーですよね！絶対つけたいですね～」

古川社長：「そうですよね！このメーカーのスパンカーが人気ですよ！」

ナカジー：「あれもこれも欲しくなるけど…予算もあるのでこの辺で金額を出してください。」

そして、ついに見積書が・・
ナカジーさんも緊張していますね。


古川社長：「ナカジーさんお待たせしました。ご要望は全て見積に反映してみましたよ！」

ナカジー：「はぁ…ドキドキの瞬間ですよ。予算内で収まっているかな…。」

古川社長：「では見積り内容を一つひとつ確認していきますね。」

項目に漏れがないかをチェックするのは大切です！



続いて保管場所の確認。
今回候補に挙がったのは”Tマリーナ”と“Kボートパーク”
一般的に、マリーナは年間の係留費用は高めなのに対し、ボートパークはかなり安く抑えられます。

マリーナはその分サポートが厚く、上下架や見回りなど防犯面でも安心といえますね。

ナカジー：「うーん・・僕は家も近いしKボートパークにしようかな！」

古川社長：「家の近くなら、気軽にボートへ足を運べるので、沖に出なくても船内で

仕掛けを作ったり釣りの前日に準備をしたり楽しめますよ！」

そして忘れてはいけないのが、保険！
ボートレジャーは注意を払っていても事故や災害など危険がつきものです。

遭難・座礁・他船との衝突・定置網へひっかけてしまう、等々多額の賠償責任が伴うこともあります。
事故を起こしてしまった時に備えて、加入しておくことは大切です。
また、係留場所によっては保険加入が必須のところもあります。

保険の詳細はこちら↓
セイレイ興産株式会社(ヤンマー保険事業部)
https://www.yanmar.com/jp/seireikosan/insurance/products/superior.html

 

※ボートレスキューサービス【BAN】http://www.kairekyo.gr.jp/ban/

古川社長：「釣りは楽しいですがね、ベテランでも事故を起こすことはあるんですよ。

定置網に突っ込んじゃったりね。保険だけじゃなくて、安全をサポートしてくれるサービスは、

入っておくに越したことはないですよ！」

ナカジー：「聞いておいてよかったです！少し遠くまで行く時なんかは特に保険やレスキューサービスに

入っているのと入っていないのとでは、安心感が違いますよね。」

 

 

見積りがでたところで、支払いのため資金計画をたてます。
購入後のランニングコスト（係留費用、メンテナンスコスト、燃料代、保険など）も考え、

判断することが必要です。
ボート購入に最適なフリーローン等、お店で紹介してもらうことが可能です。


ナカジー：「いつかマイボートが欲しいと思ってお金は貯めていたんです！

半額は現金で、残りはこのローンなら支払いが楽ですね。」

 

 

ここまで順調に進み、今後の資金の目途もたったナカジーさん。話を契約に進めます。

待ちに待ったこの時が！
契約書にサインを・・。

ナカジー：「手が震えますわぁ。」

今後の艤装工事など、スケジュールも確認！

古川社長：「ナカジーさん！この船は５か月後にはヤンマーの造船所から出荷されるので、

艤装工事に１ヶ月もらえれば…うん！半年後には船長デビューですね！」

ナカジー：「それまでに釣具や竿、クーラーボックスなどなど船用に揃えておきますね。」


契約成立！

ナカジー：「いや～うれしいな！！シーポイントさんで購入して良かった！よろしくお願いします！」

古川社長：「ナカジーさん購入ありがとうございます。アフターメンテ含め末永いお付き合いをお願い致します。」


お店で取り扱っているマリン用品も紹介してもらうナカジーさん。

古川社長：「そうそう！オイルとか亜鉛、フェンダーなんかもうちで取り扱っているから部品や

マリン用品が必要になったら気軽に立ち寄ってね。何か困ったことがあれば相談に乗りますから！」

ナカジー：「ありがとうございます！今後もお世話になります！」

 

 

契約時に頭金を支払い、その後残額の支払いは引き渡しまでに、造船所からの搬入前、

名義変更時で、2回程度に分けて行うことが一般的です。
※お店によって支払い条件が異なりますので、お店にご確認ください。

 

 

古川社長とナカジーさんの会話にもありましたように、艤装工事はボリュームにもよりますが、

造船所をでてからおよそ1か月ほど行います。
近くであれば見に行くことも可能ですよ！

 

 

新艇を購入した場合は、「新規登録」と「初回定期検査」の手続が必要です。

ほとんどの場合は、販売店等がお客様に代わって手続きを行うケースが多いのでご安心ください。

（販売店にご相談ください）
また、検査や名義変更が無事終了すると、下記のような証明書および船舶検査手帳が渡されるので、

航行時は必ずボートに備えましょう。

 

 

念願のマイボートを購入し、いよいよ海に浮かべる、一大イベントです！
神主さんを呼んだ進水式や仲間を呼んで盛大に祝う方もいらっしゃいます！


＊地域によって進水式は様々です。


進水式が終わると大形クレーンで船を吊り、海上に下架します。

進水が完了すると参列者一同、最も華やかな瞬間を迎えます！

（進水式関連記事はこちら）

いかがでしたか？
初めてボートを購入するのには不安があるとは思いますが、是非気軽にお店へ

相談するところから始めてみて下さいね！
楽しいボートライフが待っていますよ。